Autophagy:細胞の自食作用


Posted by CSTジャパン on 2017/05/15 6:00:00


こんな言い方をするとギョッとする方もいらっしゃるかもしれません。「今ちょうど、あなたの細胞は自分自身を食べているところですよ!」1960年代、Christian de Duveは、この現象をギリシャ語の”auto” (自己) と”phagein” (食べる) から、“autophagy” (自食作用) と名付けました。彼はのちに、細胞生物学分野の功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞しました。この単語、あなたは英語で“aw-tof-a-gee”と発音しますか?それとも“auto-fay-gee”と発音しますか?実際のところ、トマトが”tom-ay-tow”でも”tom-ah-tow”でも通じるのと同様に、どちらの発音でも正しく、de Duve自身も「autophagyという言葉は作ったけれども、発音までは作っていないよ」と言及しています。

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Topics: Journal Club

なぜ濃度を高くしても必ずしも良い結果になるとは限らないのか


Posted by CSTジャパン on 2017/05/01 7:00:00


一次抗体を購入すると、多くの会社はmg/mLという濃度表記、すなわち「重量」単位で販売しているのに、CSTはそうでないことに気づくでしょう。CSTは、「重量」の代わりに「性能」、例えばウェスタンブロット10回分という単位で抗体を販売しています。

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Topics: Primary Antibodies, Antibody Performance

ヒストン修飾抗体の検証方法


Posted by CSTジャパン on 2017/04/17 7:00:00


ヒストン修飾を標的とする抗体は、類似したオフターゲットなヒストン修飾に非特異的に結合する可能性があります。逆に、抗体の特異的な結合が、近接するアミノ酸残基の修飾による立体障害が原因で阻害される可能性もあります。ELISA、WB、ChIPやIFのようなアッセイは、抗体の特異性や感度の検証によく用いられていますが、これらの方法では、抗体が近接するエピトープとどのように相互作用するかをはっきりと予想することはできません。したがって、これらの方法はヒストン修飾抗体の検証には不十分で、別のアッセイ系が必要となります。

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Topics: Epigenetics, Antibody Performance, Antibody Validation

免疫蛍光実験を始める前に確認すべき3つのポイント


Posted by CSTジャパン on 2017/04/03 16:52:16


「特異性」、「一貫性」、「最適化されたアッセイ条件」は、常に信頼性の高い免疫蛍光染色実験の結果を担保する上で大切な3つの要素です。実験を始める前に、以下の3つの質問について考えてみてください。

  • お使いの抗体は特異的ですか?
  • お使いの抗体の免疫蛍光染色プロトコールは最適化されていますか?
  • お使いの抗体は一貫して機能しますか?

それぞれについて順番に考えていきましょう。

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Topics: IF-IC, Primary Antibodies, Antibody Validation, Protocols, Cell Biology

論文掲載に値する免疫蛍光画像を得るための5つのステップ


Posted by CSTジャパン on 2017/03/15 8:00:00


百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、画像には1,000の言葉、免疫蛍光画像には1,000のタンパク質と同じくらいの価値があります。私達は、実験結果の説明に使用される画像から、本文と同じくらい多くの情報を得られるのです。CSTは、抗体の品質と厳格な検証プロセスに自信を持っています。免疫蛍光染色用一次抗体の製品ページやデータシートには、社内で得られた高品質の画像が掲載されています。免疫蛍光染色実験を成功させるためには、優れた一次抗体を最適なプロトコールに従って使うことが大切ですが (CST推奨のプロトコールはこちらでご確認ください)、それ以外にもいくつか考慮すべき点があります。 

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Topics: IF-IC, techniques, Antibody Performance, Antibody Validation, Protocols

ウェスタンブロットを失敗した場合の費用


Posted by CSTジャパン on 2017/03/03 8:00:00


研究費について考えることは、シグナル伝達経路の研究のように楽しいことではありません。
しかし、研究資金の獲得は容易ではないため、ウェスタンブロッティング用の試薬を選ぶ際にはよく考える必要があります。なぜなら、実験全体が成功するかどうかは、抗体の信頼性、特異性、感度に左右され、一次抗体の品質に注意しなければならないからです。期待通りに抗体が機能しない場合は実験失敗の可能性を意味し、ウェスタンブロット失敗による費用は想像以上となることもあります。

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Topics: techniques, Antibody Performance, Antibody Validation, Western Blot, Reproducibility