Q&A:シグナルパスウェイからキャリアパスウェイまで


Posted by CSTジャパン on 2019/01/01 9:00:00


毎年夏、CSTは大学生や高校生のインターンを迎え、バイオテクノロジー業界での仕事や生活について紹介する機会を設けています。今後のキャリアパスについて考え始める時期にあるインターン生にとって、Q&Aセッションは貴重な機会かと思います。今回ご紹介するのは、5人のCST社員が自身のキャリア構築の経験を語った、インターン生との “lunch and learn” セッションの一部です。

Q:ベンチでの実験とマネジメントのどちらが好きですか?

Caitlin R., R&D Supervisor/Associate Scientist:

どちらもチャレンジングで魅力的ですが、私が一番好きなのは、トレーニング・指導することだと思います。ベンチから離れるのは悲しいことで、こう思えるようになるには時間がかかりましたが、他の人とベンチワークのスキルを共有すれば、会社全体に大きな影響を与えることができます。だから、私はトレーニングという役割を楽しんでいて、私のチームのみんなに、私が知っていることだけでなく、CSTに蓄積されているあらゆることを知ってもらえるように努めています。そうすることによって、より強いチームが構築できます。

Jackie C., Production Process Manager:

ベンチでの実験を続けるうちに、本当に興味があって好きなことがみつかると思います。たとえそれが些細なことでも、その分野で成長できます。ベンチワークがクールだと思えば、そのまま留まって科学者を目指しても良いですし、マーケティングや営業など他に好きな分野がみつかれば、全く新しい道を目指して別のスキルを学べば良いのではないでしょうか。私の場合、MBAの取得がそうした選択を助けてくれたと思っています。

Q:現在わからない分野を学び理解するために、何をしていますか?また、全くわからないものにならないように、どのようにしていますか?

Erin H., Product Manager:

私の役割は、お客様を理解することです。しかし、研究者のひとりひとりが何をしているのか、詳細に理解することはおそらくできないですよね。ですから、彼らと一緒に多くの時間を費やして、できる限り理解することが大切です。パズルと考えていただければいいかもしれません。ピースは全て異なっており、いくつものインジケーター (見聞きしたことのある様々な研究や事柄) によって成り立っています。しかし、そんなに複雑に考える必要はありません。個々のお客様の研究テーマについて専門家になる必要はなく、彼らの共通のニーズが何であるかを理解し、それに対してどのような貢献ができるかを考えています。

Jackie:

もっと大局的に物事を考えてはどうでしょう。これがあなたのスキルを薄めることになるとは思いません。「私は興味あるただひとつのことだけ取り組みます」というのも悪くはありませんが、何を目指したいかによって、それが適切かどうかは変わってきます。好きなことなら何でも知りたいと思いますよね。ポッドキャストに耳を傾けたり、本を読んだり、何かに触れたり、触ったり、壊したり、……おっと (笑)、私の場合はこうやって学びました。楽しんでください!

Ken B., Scientific Writer/Editor:

科学者になるために修士や博士課程に進むと、何が得られますか?
ある一定の分野で高度な専門知識を得て、研究している分野に特化していく一方で、専門分野以外の科学を批評的に評価するスキルも学びます。専門外の分野の論文からでも必要な情報を読み取ることができるようになり、実験の詳細の全てを理解していなくても、「なぜ科学者はこの疑問を解き明かそうとしているのか」、がわかると思います。

ざっと論文に目を通せば、結論が裏付けられているのか、そうでないのか、わかると思います。また、インターネット上のニュースサイトなどで、例えば新しい免疫療法が開発されたといった記事を読み通すこともでき、その分野の専門家でなくても、なぜ彼らがそうしたのか、彼らが何を成したのか、彼らが次に何を解き明かそうとしているのか、がわかるはずです。将来のキャリアとして企業評価やコンサルティングを考えているなら、こういったスキルが役に立つと思います。専門分野にものすごく特化した研究者から、専門知識ではなく、科学的な考え方や知識を必要とする他のビジネス分野に進むことができます。

Shidong W., Inside Sales Representative:

互換性について考えてみてください。これまで挙がったようなスキルをすべて吸収すれば、どんな領域にも互換性のある人になることができ、どの領域でも共通言語で話すことができます。専門家は他にいるので、あなた自身が専門家になる必要はないと思います。

しなければならないことは、周りとコミュニケーションをとりながら仕事をすることです。世の中には、様々な分野の情報を吸収することが求められる仕事があります。異なる部門、異なる専門家を結ぶ橋渡し役というのが、こうした仕事のコアバリューです。コンサルティング会社と呼ばれる企業がありますが、彼らが行うのは、異なる業界の専門家をつなぐことだけです。

Q:最後にアドバイスをお願いできますか?

Jackie:

楽しむことですね。持続させるのは難しいかもしれませんが。「将来何をするかなんてわからない」とあなたは言うかもしれません。確かに、私もわかりません。しかし、人生一度きりですから楽しまなければ損です。解決すべき問題はたくさんありますが、いつかはそれらの答えが見つかります。今答える必要はありません。Erinも言ったように、何かに挑戦してみることです。試してみて、嫌いだったら別のことをまた試せば良いのです。それだけのこと。どのような決断をしても、それで終わりではありません。残りの人生で一つの決断だけをしなければならないと固執する必要はありません。

Ken:

インターンシップやボランティアを続けることをお勧めします。ネットワーキングは非常に重要ですが、必須ではありません。どんな繋がりであれ、「この業界やこの会社で働いている友人はいませんか?」と訊ね、コーヒーでも一緒に飲みながら、それが何であれ、もっと学びましょう。

Caitlin:

可能であれば、素晴らしいメンターに学ぶことをお勧めします。メンターから新しいスキルを学ぶことができ、ネットワークも共有してもらえます。メンターについて回るだけでも多くを学ぶことができます。また、仕事に対する考え方が似た人に学ぶことも役立ちます。学校を卒業したばかりでは、自分自身の情熱が何か、まだわからないのではないかと思います。あなたと同じ意欲がある人と一緒に働くことを重視して実践すれば、あなたの情熱はどんどん育まれていくことでしょう。私はメンター制度のおかげで今の私があると思っています。

Shidong:

自分の思う通りにしなさい、と言いたいです。言うは易し行うは難しですが、どんな馬鹿げたアイディアであったとしても、それを試してみることです。何が起こるかはわかりませんが、自分自身と直感を信じましょう。リスクを分析した上で合理的な判断をしていますよね?最初馬鹿げていると思えたとしても、じっくり考えてみれば本質が見えてきて、自然と正しい道を進んでいるはずです。周りと良い関係を構築するように心がけ、孤立しないようにしましょう。この社会ではみんなが色々な形で結ばれているので、良いネットワークを構築できるように心がけてください。

Erin:

私も、他の皆さんが言ったことに同感です。それに加えて、今は無力だと感じているかもしれませんが、そんなことはない、ということを伝えたいです。チャンスは無限に拡がっています。ネットワーキングにせよ、新しいことへの挑戦や学習にせよ、誰かが声をかけてくれるまで待っているような受け身の姿勢はやめましょう。興味があるなら、自分から動くべきです。

 

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